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ハヤブサ あれから

今月8日に他の鳥を撮影していた私のところに歩きながら近づいて来た
傷を負ったハヤブサは今、NPO法人Japan RAPTOR Foundation
という「日本国内に生息する野生猛禽類の保護、治療、リハビリテーションを経た
野性復帰等を行っている」団体に保護されています。
猛禽類について色々と調べたのですが、生態系の頂点にありながらも
野鳥の中ではかなりデリケートな生き物のようです。
猛禽類に捕食される側の鳥類や小動物が病原体に対する免疫を獲得していても
それらのうち日和見感染している個体を捕食した猛禽類は以外と弱いようです。
特にケガを負っていて体力を消耗しているものについてはなおさらでしょう。
猛禽類に絶滅危惧種が多いということも人間が環境を激変させてきた結果でしょう。
他にも考えられることがあるでしょうが、掻い摘んで何故猛禽類の保護をという疑問を
自分なりに解釈してみました。猛禽類が好きだから(私も大好きです)特別に保護
するという単純な動機だけではなく、今回冷静に考えられる機会を得られた気がしました。

下の画像は発見した時のものです。
最初は毘沙門天か不動明王の化身かと思われるほどの形相をしていましたが、
時間が経つにつれてメスの若らしい可愛い表情に変化していました。
ハヤブサ あれから_a0142459_0235920.jpg

Commented by biker-vet at 2010-03-23 21:53
ハヤブサの件ではありがとうございました。
最初は毘沙門天か不動明王の化身かと思われるほどの形相をしていたのですか!
たしかに、厳しい表情ですね。
でも美しいですね。なかなか撮れない表情かもしれませんね。
猛禽類は、ココロフォトさんのおっしゃるように、実は神経質だったり、デリケートだったりしますよね。
救護してもストレスで死んでしまう個体もいますし、暴れて羽根がボロボロになってしまうこともあります。
このハヤブサには、ぜひ元気になってまた大空を舞って欲しいです。
綺麗な写真、これからも拝見させてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by cocolophotos at 2010-03-24 23:36
こちらこそハヤブサの件ではとてもうれしい限りです。
毘沙門天とか不動明王・・・笑ってしまう表現ですよね!でも猛禽類に関しては神様の遣いみたいな意識は強いですね。猛禽類が画かれた絵画を鑑賞するときに、そのことを頭の片隅に入れておくとその画家の懐に入れるような気がします。
それはさておき、私が知らなかった世界・・・JRFさんの活動を知ることができたことはうれしいことです。私では全く非力ですが、陰ながらご活躍を応援して頂きます。
by cocolophotos | 2010-03-22 00:32 | 野鳥 | Trackback | Comments(2)

さりげない日常を感動に

by cocolophotos
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