2011年 05月 07日
メシアンのノスリ
今になって思うことはもっと早くに耳に焼き付けていればと後悔しきりです。
メシアンは古今東西の作曲家の中で最も鳥好きさんです。
鳥を知り尽くした上、鳥の声をそのまま模倣しているのでなく独自に抽象化しています。
彼の曲を演奏するには多くの鳥を知っていなくてはならず、演奏者はその力量を
メシアン・ファンの聴衆からすぐに見抜かれてしまうようです。
冬場ノスリは地元で見慣れていますが、独特の雰囲気を醸してます。
その独特の雰囲気をここまでの作品にしているのですから敬服です。
「鳥のカタログ」第7巻第11番の「ノスリ」です。
ノスリ独特の雰囲気が出ていると思われるショットです。
「メシアンの音楽を聴いていると疲れる!」という人にはベートーヴェンでしょう。
こちらは鳥の声が複雑に抽象化されてません。
有名な交響曲第6番「田園」の第2楽章です。
何羽出てくるでしょうか?
第2楽章の後半から
by cocolophotos
| 2011-05-07 16:35
| 音楽
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